伝統祭礼
伊文神社神輿
西尾城下町の産土神、総鎮守として信仰を集める伊文神社。祇園祭では神様が神輿に遷り、御劔八幡宮まで渡御されます。これは祭りの根源とされ、最も重要な行事。現在の神輿は明和4年(1767年)に京都で造られ約450kgの神輿を担ぐのは、厄年会の皆さんです。
天王町獅子舞
いつの時代も天王町の獅子舞が練り物の先陣を務めました。天王町には古くから「さんやれ獅子」がありましたが、神楽獅子となりました。現在の獅子頭は宝暦11年(1761年)に作られたものです。
吾妻町親子獅子舞
ヨイコラ、ヨイコラと囃し立てながら三頭の獅子舞が練り歩きます。子供達の真剣な演舞に注目!吾妻町の親子獅子舞は、城下町へ繰り出す前に伊文神社で舞を奉納します。
本町先車
昔は先車が本町の屋形を先導し、屋形には三味線・鼓・太鼓・鐘・横笛を囃し立てながら進みました。
肴町大名行列
起源は、約300年前(1711〜16)の頃に始まったといわれています。西尾藩主土井利長は、町衆に剣旗以下の諸武具を持たせて神輿を護送したと伝えられ、これが転じて町人の行列となったと考えられています。
中町大屋形・先車
中町ではかつて、船屋形など趣向を凝らした二台の屋形を繰り出しており、一般的には船屋方が有名でした。現在では大屋形と先車が練り出しています。
御旅所
市街地を巡行した神輿が御旅所に入御する際および出御する際が見せ場。大勢の観客と神輿をかつぐ男衆の威勢のいい掛け声が、祇園祭の夜を沸かせます。
御輿渡御の様子
御神輿には、伊文神社の御神体である「スサノオノミコト」が祀られています。「差し上げ」「差し回し」500kg近い御神輿が男衆によって天高く差し上げられます。天高く御神輿を差し上げる事により、神様の力を強めるとか、神様に対する最高のおもてなしをするという意味があります。2007年より長柄を付ける事により担ぎ手も30人体制となった事で始まった御神輿の見せ場です。